01天文暦法

二十四節気と月令提綱 — 知識体系 — Born Hour

二十四節気は太陽黄経360°を基準に15°ごとに区分されます。四柱推命において、節気は月令提綱を定め、天地の寒暖燥湿と五行の旺相死囚休を主宰します。

二十四節気の太陽黄経運行図
節気は純粋な天文学的度量であり、月建と旺衰を定める中核です。

節気と陰陽暦の識別

中国の伝統暦法は太陰太陽暦ですが、四柱八字で用いる干支暦は純粋な太陽暦であり、地球公転に伴う太陽黄経に基づいて精密に分割されています。

年間360°を24等分し、15°ごとに一節一気とします。そのうち「節」が月の切り替わり(立春、啓蟄、清明など)を司ります。

節令(月建の境界) 節令換支

立春で寅月、啓蟄で卯月へと分秒違わず切り替わります。

中気(気配の頂点) 中気深浅

雨水や春分などの各月中旬に位置し、当令五行の気が最も充溢する時期です。

月令提綱 司令秉令

八字全体の要であり、天干の得令・失令を決定づけます。

十二地支の建月と四季の律動

古人は北斗七星の柄が指す方位によって十二月建を定めました。正月建寅、二月建卯…四季の五行は長生・帝旺・墓庫の三部作で巡ります。

四生(寅申巳亥)、四正(子午卯酉)、四墓(辰戌丑未)がそれぞれ発生、専純、収蔵の季節リズムを担います。

建寅 · 寅月 立春 · 雨水

初春の令、黄経315°~330°。立春は年の境界、雨水は草木萌動。甲木が司る陽気の発生。

建卯 · 卯月 驚蟄 · 春分

仲春の令、黄経345°~0°。驚蟄に虫目覚め、春分に昼夜分かつ。乙木が司る純粋な木気。

建辰 · 辰月 清明 · 穀雨

晩春の令、黄経15°~30°。清明に天地すがしく、穀雨に百穀潤う。戊土が木を養う水庫。

建巳 · 巳月 立夏 · 小満

初夏の令、黄経45°~60°。立夏に夏入り、小満に実り萌す。丙火が司り庚金を生ずる。

建午 · 午月 芒種 · 夏至

仲夏の令、黄経75°~90°。芒種に田植え、夏至に陽極まる。丁火の盛大なる熱気。

建未 · 未月 小暑 · 大暑

晩夏の令、黄経105°~120°。小暑から大暑へ、火土相蒸。己土が司る燥土木庫。

建申 · 申月 立秋 · 処暑

初秋の令、黄経135°~150°。立秋に涼風立ち、処暑に暑熱収まる。庚金が司り壬水を生ずる。

建酉 · 酉月 白露 · 秋分

仲秋の令、黄経165°~180°。白露に秋気極まり、秋分に陰陽調和。辛金が司る澄徹な金気。

建戌 · 戌月 寒露 · 霜降

晩秋の令、黄経195°~210°。寒露に冷気増し、霜降に草木枯る。戊土が司る火土の墓庫。

建亥 · 亥月 立冬 · 小雪

初冬の令、黄経225°~240°。立冬に水氷り、小雪に寒気初まる。壬水が司り甲木長生。

建子 · 子月 大雪 · 冬至

仲冬の令、黄経255°~270°。大雪に寒気極まり、冬至に一陽来復。癸水が司る至陰の気。

建丑 · 丑月 小寒 · 大寒

晩冬の令、黄経285°~300°。小寒大寒の極寒を越え春を待つ。己土が司る金庫湿土。

鑑定実践と読解の指針

月柱を定める際は、暦の日付ではなく厳密な「節入り時刻」を基準とします。同日であっても節入り前後は月柱が異なります。

地支に含まれる蔵干(本気・中気・余気)の深浅を審美し、日主との調和を見定めます。